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『月刊日本語』2004年3月号掲載
| 今すぐ役立つ パソコン活用レシピ 第5回: 授業プランの作成と共有 文:久保田美子 島田徳子 (国際交流基金 日本語国際センター) |
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| 投稿した活動で使う教材(全3ページ)↓ ダウンロード MS Wordファイル 362 KB |

| 今月のポイント 今月は、「すぐに役立つパソコン活用レシピ」最終回です。これまでの回では、パソコンやインターネットを授業準備や授業そのものに役立てる方法を紹介してきました。今回は、作成した授業プランや教材をインターネット上で他の教師と共有する方法を紹介します。 これまで、各教師が作成した授業プランや教材、様々なアイディアは、個人の成果として蓄積されるだけでした。しかし、インターネットを利用して教師同士の情報交換が容易にできるようになり、授業プランや教材を共有し、他の教師の意見を取り入れたりすることで、より良い授業へと結びつけることができるようになったのです。具体的には『みんなの教材サイト』や『であい』を例にとり、利用者参加型のサイト活用法を紹介します。さらに無料で提供されているコミュニティツールを利用して仲間同士で学びあう方法も紹介します。 |
ユーザー登録する
教材利用のアイディアや授業プラン、作成した教材などが投稿できるサイトには独立行政法人国際交流基金日本語国際センターの『みんなの教材サイト』(http://www.jpf.go.jp/kyozai/)や財団法人国際文化フォーラムの『であい』(http://www.tjf.or.jp/deai/)などがあります。いずれのサイトもユーザー登録、あるいはメンバー登録という手続きをすることで、素材の利用、アイディア投稿などの面で利用範囲が広がりますから、まず登録をしましょう。『みんなの教材サイト』ではトップ画面に「ユーザー登録はこちらから」というボタンがありますからそこをクリックすれば登録画面を開くことができます。『であい』の場合は、財団法人国際文化フォーラムのトップページからTJFネットの登録画面を開いて登録します。
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アイディアを投稿する 登録が完了したら、次にアイディアを投稿してみましょう。『みんなの教材サイト』の場合は、「アイディアを書く」のページから投稿することができます。「アイディアを書く」のページを開くには、このサイトにログイン後、各素材の最終画面か、「みんなの広場」の「みんなのアイディア」のページ、あるいは、「わたしのページ」の「アイディアを送る」のページに進み、「アイディアを書く」のボタンをクリックすれば開くことができます。このページの特徴は、対象者、授業の目標、活動などを書き込む欄があるため、アイディアを投稿する際に、そうした項目について再考することができることにあります。また、投稿したアイディアがサイト上に掲載されるときには、「さくら&むさし」というサイト上のキャラクターによってコメントが付けられるため、投稿したアイディアに対する他者の感想をいち早く得ることができます。このキャラクターは現職の教師(「さくら」はベテラン、「むさし」は新人の教師)という設定になっています。助言や質問などのコメントが付けられますので、自らのアイディアを再考する上で参考にしてみましょう。また、作成した教材や授業プランをそのまま添付することもできます。サイト上に公開して世界中にいる他の利用者に見てもらいましょう(今月の作品参照)。『であい』の場合は、「教師のためのサポート情報」というページを開くと、そこに「授業案」というボタンがありますから、それをクリックすれば「投稿ページ」を開くことができます。添付ファイルの種類には制限がありますので注意しましょう。 |
![]() 『みんなの教材サイト』「アイディアを書く」の画面 クリックすると投稿画面のサンプルはこちら |
他の人のアイディアを参考にする。アイディアに対して返信する
『みんなの教材サイト』「アイディアを書く」の画面から投稿されたアイディアは、「みんなのアイディア」のページに掲載されます。ここで掲載されているアイディアは、『みんなの教材サイト』の素材を利用したものに限られているわけではありません。国、対象やアイディアのタイトルなどを見て、参考にしたいアイディアを選んで見てみましょう。他の利用者のアイディアを参考にしたら、今度はそのアイディアに対してコメントを返信してみましょう。各「アイディアの内容」の画面の最後には、「アイディアへの返信」ボタンがありますので、ここをクリックすると、返信内容を書く画面が現れます。その際、まず「すごい」「ありがとう」「提案」「質問」の4つのアイコンの中から一つを選びます。これから書こうとする内容がどのような内容なのか、まずここで確認してから具体的な内容を書くことになります。前出のようにアイディアを投稿した人は、この機能によって、他の利用者からアイディアへのコメントを受け取ることもあります(今月の作品参照)。
自分のアイディアを投稿したり他者のアイディアを参考にしたりするだけでなく、参考にしたアイディアに返信したり、あるいは自分のアイディアにコメントをもらったりすることで、双方向的な交流が生まれ、自らのアイディアを再考する貴重な機会を得ることができます。是非利用してみましょう。
『であい』の「教師のためのサポート情報」のページにも、「授業計画と授業案」、「アイディアコーナー」、「VOICES」といったページがあります。参考にしてみてください。
既成のサイトではなく、自分たちでインターネット上にコミュニティをつくり、アイディア交換することもできます。Yahoo!やMSNでは無料で利用できるコミュニティツールを提供しています。いずれのツールも掲示板やメーリングリスト、ファイル共有などの機能があり、手軽に使うことができます。インターネットを介して離れた仲間と授業プランを共有し、互いに刺激しながら改善していくことができます。もちろん職場の同僚同士でも利用することができます
具体的には、たとえばMSN Japanを利用する場合、まずMSN Japan(http://www.msn.co.jp/)のサイトを開き、MSNコミュニティのページへと進み、さらに「コミュニティの作成」を選択します。ここでNET
Passportアカウントを取得することが要求されますので、アカウントを取得してください。アカウントを取得すれば、自分が管理者となってコミュニティを作成することができます。コミュニティを設定する際、だれでも参加できるようにする(パブリック)、誰でも見られるが参加するには管理者の承認が必要(パブリック制限付き)、管理者にメンバー申請をして承認されない限り、このコミュニティを表示することができない(プライベート)といった3段階の制限から選ぶことができます。添付ファイルの容量に制限がありますが、メンバー全員で同じ書類を見て意見交換するときには大変便利です。是非利用してみましょう。