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『月刊日本語』2003年11月号掲載

今すぐ役立つ パソコン活用レシピ

第1回:写真入り教材の作り方

文:根津 誠(国際交流基金日本語国際センター)



右の図をクリックすると、MS Wordファイル(421KB)をダウンロードできます。
今月の作品


今月のポイント

 このシリーズでは「授業はとくいだけどパソコンは万年初心者」という方に、コンピュータを使った教材を作るための「かんたんレシピ」を提供することで、少ない手数で大きい効果が得られる教材の作り方を紹介し、教室活動をもっと良くしていく方法もいっしょに考えます。

 第1回の今月は、Microsoft Wordを使った「写真入り教材の作り方」です。
 写真は一目で場面を理解させたり、いろんな情報を引き出すのに便利ですね。特に学習者の手元に写真があると、パネルによる提示に比べて細かいところまでわかるし、ペアで違う写真を見せて情報の差も作れます。

 でも「ワークシートはワープロソフトでよく作るけど、写真ははさみで切り貼りするだけ」という例もよく見かけます。これを全部コンピュータで作れたら、
  • 導入・確認や宿題などいろんな形式で提示できる
  • 他の課・クラス・年度で使い回しができる
  • シワシワにならず画質も劣化しない
  • 保存・検索ができて整理しやすい
  • 容易に複製して他の人と共有できる
と山のようなメリットがあるのです。

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写真を貼り付ける

  1. デジカメで撮った写真をコンピュータのハードディスクに移します。ふつうUSB接続か各種メモリーカードを使いますが、移し方はカメラ付属のマニュアルを参照してください。特別なアルバム管理ソフトがなく自分で移す場合はマイ ドキュメントの中のMy Picturesに入れるといいでしょう。

  2. 写真を入れたフォルダ(My Picturesなど)を開いて、目的の写真のアイコンをダブルクリックします。Windows XPなら「画像とFAX ビューアー」が立ち上がります。他の写真がほしい場合は「画像とFAX ビューアー」の下にあるボタンをクリックして、目的の写真を探します。


  3. 学習者に必要な情報だけを提示することと、Word文書のサイズを小さくするために、適当な部分を切り抜きます。まず右下のボタンをクリックすると、Microsoft Paintなどの画像編集ソフトが立ち上がります。Microsoft Paintの左上にあるボタンをクリックして必要な部分をマウスで選択してから、そのの中で右クリックして選択部分をコピーします。

  4. Wordで作成している教材のウィンドウに戻って、写真を入れたいところをクリックして、右クリックで写真を貼りつけます。

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写真に吹き出しを入れる


  1. まずマウスで写真をクリックしてから、下の[オートシェイプ]をクリックして適当な吹き出しを選びます。
     
     
     
  2. 写真の中の吹き出しを入れたい場所をクリックして、ななめにドラッグする(押したまま引っ張る)と、好きな大きさの吹き出しができます。
  3. 吹き出しを移動したいときは、外枠のあたりにポインタを持っていくと、十字の矢印になるので、ドラッグします。
  4. 吹き出しのサイズを変えたいときは、吹き出しをクリックしてから角の辺りにカーソルを持っていくとポインタがななめの矢印になるので、ドラッグして好きな大きさにします。

  5. 吹き出しから飛び出た部分の先端にある、小さくて黄色いダイヤ型の印をドラッグすると、吹き出しの話者を示すことができます。

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漢字にふりがなを付ける

  1. まずふりがなを付けたい漢字の部分をマウスで選択します。

  2. [書式]メニューから[拡張書式] >[ルビ]を選びます。

     

  3. 自動的にふりがなが付きますが、「作って」などの送り仮名にも不要なふりがなが付いてしまいます。その場合は右にある[文字単位]ボタンを押します。


  4. それから余分なルビをマウスで選択して[Delete]キーで消去して、OKを押します。

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応用編

 写真の挿入と吹き出しの入れ方はMicrosoft PowerPointでも同様です。教室でプレゼンテーションができる設備があれば、ぜひやってみましょう。
PowerPointにはアニメーション機能があって、写真や吹き出し、台詞や説明を1枚のスライドの中で順番に表示することができます。

でもアニメーションがめんどうだったり、現れたり消したり複雑な順序を繰り返すときは、下の方法がかんたんです。
  1. すべての情報がそろったスライドを作成します。
  2. [スライド一覧表示]で、そのスライドを[コピー]・[貼り付け]で複製します。
      
  3. 不要な吹き出しだけを消します。
 どうやって提示したら学習者の想像力、推測力を刺激できるか、学習効果のある提示順番を考えるのが、教師の腕の見せ所です。

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 次号からはインターネットをフル活用して教材の幅を広げていきましょう。

 この連動サイトの掲示板では、読者の皆さんのアイディア投稿をお待ちしています。


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